2025/12/02
アフタヌーンティーとは?
アフタヌーンティー(Afternoon Tea)は、19世紀中頃のイギリスで、第7代ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアによって始められたとされています。当時の貴族の夕食(ディナー)の時間が遅く(夜8時頃)、昼食と夕食の間の空腹を満たすために、お茶と軽食を楽しむ習慣として誕生しました。
今では、社交の場や優雅なひとときを過ごすための文化として世界中に広まっています。
アフタヌーンティーの構成
通常、アフタヌーンティーは、三段重ねのティースタンド(ケーキスタンド)で提供され、下から順に食べるのが伝統的なマナーとされています。
1. 3段目:トップ(一番上)
メインのスイーツ
内容: ミニケーキ、タルト、ムース、マカロン、ゼリー、季節のフルーツを使ったデザートなど。
特徴: 甘くて華やかな、食後のデザートのような役割です。
2.2段目:ミドル(真ん中)
スコーン (Scones)
内容: プレーンスコーン、レーズンスコーンなど。
付け合わせ: クロテッドクリーム(Clotted Cream)とジャム(ストロベリーやアールグレイなど)が添えられます。
食べ方: スコーンは手で横半分に割り、下の段から順番に、クロテッドクリームとジャムを付けていただきます。
3.1段目:ボトム(一番下)
セイボリー (Savories)
内容: きゅうりやスモークサーモンなどを挟んだフィンガーサンドイッチ、ミニキッシュ、ミニアメリカンドッグ、カナッペ、など塩気のある軽食。
特徴: 食事的な役割を果たし、最初に塩気のあるものを食べ、味覚を整えるのが伝統です。
紅茶(ドリンク)について
紅茶はアフタヌーンティーの主役の一つです。
種類: ダージリン、アールグレイ、アッサム、イングリッシュブレックファストなどの定番から、季節のフレーバーティー、お店オリジナルのブレンドティーなどが提供されます。
ホテルのラウンジでのアフタヌーンティーはディナーコースに比べると手軽ですが、自分へのご褒美や記念日などのプチ贅沢として最適だと思いました。