稲上耳鼻咽喉科・気管食道科|津市河芸町東千里の耳鼻咽喉科

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患者さまからのQ&A

風邪・その他

インフルエンザ、風邪、アレルギーってどう違うのですか?

違いは、以下の通りになります。

インフルエンザ、風邪、アレルギーの違い
  インフルエンザ 風邪 アレルギー
熱
38℃以上の高熱 出ることが多い 微熱が出ることも
全身症状
頭痛・関節痛・筋肉痛 倦怠感が出ることも 倦怠感が出ることも
伝染
する する しない
くしゃみ
出る事もある 出る事もある 激しく連続してでる
鼻水
粘っこい 粘っこい 水のようにさらさら
鼻づまり
あることもある あることもある 増悪時がひどい
のど
痛み、発赤 痛み、発赤 痛み、かゆみ
目
- - かゆいこともある
その他
- - 花粉によるものは、晴れ・強風の日の午後に多い

子どもが風邪をひいたみたいですが、耳鼻咽喉科か小児科、どちらへ行ったらよいのでしょうか?

取りあえず、症状で分けて考えましょうか。

症状で分けて考える
  • 39度を超えるような熱で、ぐったりしている、咳がひどい場合
    髄膜炎や肺炎、気管支炎などが考えられますので、小児科のほうがよいと思います。
  • 39度を超える熱で、比較的元気、あまり咳はない場合
    咽頭・扁桃腺の炎症、中耳炎が考えられますので、耳鼻咽喉科のほうが良いと思います。
  • 熱もあるが、鼻水もある場合
    鼻づまりの症状がつらいと、寝苦しかったり、副鼻腔炎(蓄膿:ちくのう)による頭痛をおこすこともあるので耳鼻咽喉科へ。
    解熱剤はどこでもそろえていますよ。
  • のどの痛みの場合
    咽頭・扁桃腺の炎症が考えられますので、耳鼻咽喉科へ。
  • 熱はないが、咳がひどい場合
    気管支炎、肺炎、喘息が考えられますので、小児科へ。
    しかし小児科で治療を受けても改善しない場合、鼻漏(鼻水が副鼻腔炎(蓄膿症)により)がのどに落ちて咳が出ていることがありますので、耳鼻咽喉科を受診してください。
  • 鼻水のひどい乳幼児の場合
    呼吸やミルクをのむ、食べることがつらそうですので、耳鼻咽喉科で鼻処置を受けたほうがよいでしょう。小児科で治療を受け、耳鼻咽喉科で処置を受ける患者さまも多いです。
  • 下痢・吐き気など消化器症状がある場合
    小児科がよいでしょう。
  • かかりつけ医がある場合
    まずは相談してみてはいかがですか。

風邪のときにお風呂に入ってもいいですか?

高熱を出していてぐったりしている場合はやめるべきですが、解熱し、改善しつつある場合は、入ってよいでしょう。汗をかいて気持ちが悪いこともありますからきれいにしてあげてください。

注意していただく点は、①長時間入浴しない、②湯冷めさせない、③風呂場で遊ばせない(体が冷えないように)、④洗髪後はよく乾かす、といったところでしょうか。

耳鼻咽喉科の通院は長くかかりますか?

耳鼻咽喉科は慢性的な病気が多いのです。例えば・・・

耳鼻咽喉科な慢性的の病気
  • アレルギー性鼻炎
    自然に改善することもありますが、環境・遺伝的素因によることが多いです。症状をおさえて、うまくコントロールできるよう、症状のひどい時にはいつもとちがうお薬を飲むなど、その子・そのときに合った治療を行うことが大切だと思います。
  • 慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿)
    細菌感染とアレルギーが併存していることが多く、細菌感染に対しては、抗生剤と鼻処置を続けることでかなり改善します。
    1日2日で改善ものではなく、鼻の奥の副鼻腔という腔に膿が溜まっているので、それを排出させるのに時間がかかります。
    だいたい2、3カ月(それ以上のこともあります)かかります。
    しかし最近は、細菌感染だけでなくアレルギーが併存していることが多く、両方治療する必要があります。
  • 中耳炎
    急性中耳炎であれば2週間以内に改善しますが、中耳炎を繰り返すようであれば、滲出性中耳炎がベースにあることが多いです。
    滲出性中耳炎は、自然に改善することもありますが、長くかかることもあります。

医師に今どのような状態なのか、確認し、理解しながら通うのがいいと思います。子どもを連れて来られるのはお母さまが多いですが、お父さまも来られるのであれば、一緒に診察室に入って話を聞いてもらいたいです。家族のことを家族みんなで理解してもらえればと思います。

みみ・中耳炎

中耳炎にかかってしまったのは、お風呂やプールで耳に水が入ってしまったからですか?

いえいえ違いますよ。急性中耳炎は、鼻の奥(上咽頭)に感染したウイルスや細菌が、耳管(じかん)という鼻と耳をつなぐ管を通って耳へ行くことで感染・炎症が起こります。子どもにも個人差があり、上咽頭の炎症が起こりやすいと(鼻の奥だと副鼻腔炎=蓄膿、ほか上気道炎など)、耳管を通って耳に炎症が起こりやすい。
子どもの耳管は大人と比較して、長さが短く、傾きも水平に近いため、菌は移動しやすいのです。

中耳炎になってプールに入れますか?

中耳炎

プールに入ることは勧められません。息継ぎの際などに、プールの水が、上咽頭(じょういんとう:のどの上の方)や鼻から入ってしまうと、炎症のある中耳へ雑菌を運んでしまうことがあります。

また、鼓膜に穴が開いている場合は、そこから直接中耳に雑菌が入ってしまいます。

こどもが中耳炎の度に鼓膜切開を受けていますが、何回も切って大丈夫ですか?

急性中耳炎は、抗菌剤(抗生剤)を飲むことで改善することもありますが、鼓膜切開をする場合は、鼓膜が炎症によりぱんぱんに張っていて痛みが強いときです。鼓膜が膿により張ってしまうので、鼓膜を切開し、膿を外へ出してやる必要があります。これにより、痛み・発熱はほとんど消えます。また、膿により鼓膜の音の伝道が悪くなっていたのが取れるため、よく聞こえるようになります。

切開した鼓膜は、個人差がありますが4日~2週間ほどで閉じるので、切開をくりかえしてもほとんど影響はありません。

切開したところは、耳鼻咽喉科で閉じたことを確認してもらい、閉じていない間は耳に水が入らないように気をつけてください。

お風呂での洗髪は耳にわたを入れるか工夫して、プールは入らないでください。しかし、何回も切開を受けることはストレスにもなるため、頻度・状態により、鼓膜に換気チューブを入れることもあります。