2026/06/03
3月より当院で勤務しております、マッシャドルリです。
ブラジルにルーツを持ち、日本で生まれ育ちました。
さて、ブラジルでは6月になると「フェスタ・ジュニーナ」という伝統的なお祭りが各地で開催されます。直訳すると「6月祭」という意味で、家族や地域の人々が集まり、音楽や踊り、食事を楽しむ行事です。南半球にあるブラジルでは、6月は冬にあたります。そのため、この時期には冬の訪れや豊かな実りに感謝しながら、多くの人々がお祭りを楽しみます。色鮮やかな飾りやにぎやかな音楽もフェスタ・ジュニーナの魅力のひとつです。これから季節のお話やブラジル文化についても、少しずつご紹介できればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
【フェスタ・ジュニーナって?】
フェスタ・ジュニーナの起源にはいくつかの説があります。
ポルトガル植民地時代にキリスト教文化がブラジルへ伝わり、聖人を祝う祭りとして広まったという説があります。また、当時行われていた冬至の行事と結びつき、豊穣を願う収穫祭として発展したともいわれています。
さらに、もともと聖ジョアンを祝う「フェスタ・ジョアニーナ」と呼ばれていたものが、「フェスタ・ジュニーナ」へと変化したという説もあります。フェスタ・ジュニーナでは、人々が田舎風の衣装を身に着け、お祭りを楽しみます。男性はチェック柄のシャツに麦わら帽子、ジーンズを合わせ、眉毛やひげを描いて楽しい雰囲気を演出します。
女性は花柄の衣装を着て、そばかすを描いたり三つ編みにしたりして、華やかに装います。小さな子どもたちも大人と同じような衣装を身に着け、家族みんなでお祭りを楽しみます。
また、とうもろこしやサツマイモを使った料理、伝統的なお菓子なども親しまれています。
音楽では、「フォホー」と呼ばれるブラジル北東部発祥のリズムが有名です。その音楽に合わせて踊る「クアドリーリャ」は、フェスタ・ジュニーナを代表する伝統的なダンスです。アコーディオンの演奏に合わせてペアで踊り、会場全体が笑顔と活気に包まれます。フェスタ・ジュニーナは、世代を超えて多くの人々に愛され続けているブラジルの伝統行事です。
皆さまにも少しでもブラジル文化を身近に感じていただければ幸いです。