2026/04/02
脱水は夏だけの問題ではありません。春は気候が良く喉の渇きを感じにくいため、水分補給を怠りがちです。しかし、汗をかいていなくても「不感蒸泄」(皮膚や呼吸から自覚なく失われる水分)により、体内の水分は知らないうちに失われています。これが「春のかくれ脱水」です。
水の重要な役割
水は単に喉の渇きを潤すだけでなく、次のような生命維持に欠かせない働きを担っています。
- 栄養素・酸素の運搬
- 老廃物の排出
- 発汗による体温調節
脱水が起こると
体内の水分と塩分が不足すると血液がドロドロになり、全身への酸素や栄養の供給が低下します。その結果、倦怠感、めまい、足がつるなどの症状が現れます。
脱水セルフチェック
次の項目に当てはまる場合は注意が必要です。
- 口・唇・舌が乾く
- 尿量が極端に少ない、または出ていない
- 冷えていないのに手足の先が冷たい
- 手の甲をつまんで3秒以上戻らない
睡眠中も水分は失われる
睡眠中、人は汗や不感蒸泄によって一晩で約500ml~1ℓの水分を失います。そのため、起床時にコップ1杯の水を飲むことが勧められます。
1日の水分バランス(目安)
| 内容 | 水分量 |
|---|---|
| 不感蒸泄・汗 | 約900ml |
| 尿 | 約1,500ml |
| 便 | 約100ml |
| 排出合計 | 約2,500ml |
| 代謝水 | 約300ml |
| 食事から | 約1,000ml |
| 飲み物で補う量 | 約1,200ml |
正しい水分補給のポイント
- 年齢とともに喉の渇きを感じにくくなる
- 一気飲みは、吸収されず尿として排出されやすい
- 腸で一度に吸収できる量は200~250ml程度
おすすめ:「コップ1杯・8回法」
1日を通して、以下のタイミングでこまめに飲みましょう。
①起床時 ②朝食時 ③午前10時頃 ④昼食時⑤午後3時頃 ⑥夕食時 ⑦入浴前後 ⑧就寝前
※コーヒーなども水分としてカウント可能。
※常温~ぬるめの水を、5分ほどかけてゆっくり飲むと尿意を催しにくくなります。