稲上耳鼻咽喉科・気管食道科|津市河芸町東千里の耳鼻咽喉科

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トイ・ストーリー5を観て

1996年に日本で第1作が公開されて以来、毎回このシリーズを楽しみにしていて、個性溢れる可愛らしいおもちゃのキャラクターたちの30年来の大ファンです。

トイ・ストーリー3や4はもう20歳をすぎた息子と一緒に映画館で観た思い出もあり、もう7年も経ったのかと時の流れを感じました。今回「トイ・ストーリー5」を観て、改めて「トイ・ストーリー」は子どもだけでなく、大人の心にも深く響く作品だと感じました。
シリーズを通して描かれてきたのは、「仲間を思う気持ち」や「持ち物を大切にする心」。 それは変わりなく、今作では新しい時代ならではの悩みや変化も描かれていて、 とても考えさせられました。

今作では、過去の作品のお馴染みのおもちゃたちvsタブレットの構図が今の時代背景に則していて、現在の親の切実な悩みを反映していると感じました。

しかし、物語内では、決してタブレットがいけないと否定しているわけでもなく、「変化を受け入れること」の大切さも描かれていました。おもちゃたちは、持ち主が成長し、時代も変わる中で、「自分たちは子どもたちにとってどんな存在なのか?」を考え、力を合わせて困難を乗り越えていく姿が描かれています。
その姿は、社会や環境の変化に向き合う私たち大人にも通じるものがあります。
「昔はこうだった」と過去にこだわるのではなく、新しい一歩を踏み出す勇気の大切さを改めて感じました。コミカルな場面も多く、思わず笑ってしまうシーンがある一方で、長年シリーズを支えてきたウッディやバズの変わらない絆も印象的で、「本当に大切なものは時間が経っても変わらない」というメッセージを感じました。
遊び方や子どもを取り巻く環境は昔とは大きく変わりましたが、それでも子どもに寄り添おうとするおもちゃたちの姿が健気で心を打たれました。相手を思いやる気持ちは、時代が変わっても変わらないということをおもちゃたちは教えてくれました。

「トイ・ストーリー5」は、子ども向けのアニメというだけではなく、大人だからこそ気付けるメッセージが数多く込められた作品でした。シリーズとともに年齢を重ねてきた世代だからこそ感じる懐かしさや感動があり、親として、そして一人の大人として多くのことを考えさせられました。子どもにとってはワクワクする冒険のストーリーであり、大人にとっては、成長・別れ・変化といった人生のテーマを重ねて受け取れる作品です。同じ映画を親子で観ることで、それぞれの違う視点から感じたことを語り合えるのも、このシリーズならではの魅力だと思います。是非、お子さんのみならず多くの親御さんにもこの作品を楽しんでいただきたいと思います。