2026/01/30
節分は、日本で昔から行われている伝統行事で、毎年2月3日に行われます。
節分というと、「豆まきをする日」や「鬼は外、福は内」と言いながら豆を投げる行事として知られていますが、実はこの行事には深い意味と長い歴史があるそうです。
節分とは「季節を分ける」という意味の言葉で、本来は春・夏・秋・冬それぞれの季節が始まる前日のことを指していました。
その中でも特に大切にされたのが春の始まりである立春の前日です。
昔の日本では、立春が一年の始まりと考えられていたため、その前日にあたる節分が現在のように重要な行事として残ったそうです。
節分の代表的な行事である豆まきは、悪いものを追い払うための儀式であり、昔の人々は、病気や災害、不幸な出来事は「鬼」のしわざだと考えていたそうです。
そのため、豆を投げて鬼を追い出し、家の中に福を呼び込もうとしました。
豆をまくときに「鬼は外、福は内」と言うのは、この考え方からきています。
節分で使われる豆は、生の豆ではなく、必ず炒った豆を使う。
これは、生の豆をまくと芽が出てしまい、悪いことが再び起こると考えられていたからです。
また、「豆」という言葉が「魔を滅する」に通じることから、縁起が良いとされたとも言われています。
節分と言えば恵方巻を食べることが多いですよね。
恵方巻とは、節分の日にその年の縁起の良い方角である「恵方」を向いて、太巻き寿司を丸ごと食べることで福を呼び込むとされる風習です。
現在では全国的に知られていますが、この習慣は古くから日本全体で行われてきたものではなく、主に大阪を中心とした関西地方で生まれたと考えられているそうです。
江戸時代末期から明治時代にかけて、商売繁盛や無病息災を願って、太巻き寿司を食べる風習がありました。
当時は「恵方巻」という名前ではなく、「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」などと呼ばれていたそうです。
恵方は、十干(じっかん)と呼ばれる古い暦の考え方をもとに決められていたため、東西南北すべてが使われるわけではなく、「東北東」「西南西」「南南東」「北北西」の4つの方角のいずれかになるそうです。
毎年この4方向の中から一つが選ばれ、順番に巡っていく仕組みになっています。
節分の日に恵方巻を食べる際、その年の恵方を向いて太巻き寿司を食べることで、福を体の中に取り込むことができると考えられています。
途中でしゃべらず、最後まで食べきると良いとされるのも、福が逃げないようにするためです。
今年の恵方は「南南東」だそうです。
みなさんも今年、恵方巻を食べるときは南南東の方角を向いて食べてみましょう。