2004年12月号 |
アレルギー性職業性喘息を御存知ですか 12月号
職場に行くとくしゃみ、鼻汁、喉の違和感、
咽頭痛、繰り返し出る咳さらには呼吸が
苦しくなったりしませんか。
このような方は職場の環境によるアレルギーが
疑われます。日常生活や労働現場ではさまざ
まな化学品(化学物質・化学物質混合物)が
扱われており、化学物質の種類は2,000万種
以上にのぼります。
これらによる事故・健康障害を予防し、あるいは環境汚染を防止するためには、
適切かつ厳格な取り扱い・管理が求められます。
しかし、化学物質の危険性や有害性の情報は、国や専門領域などで異なって
いるのが現状です。こうしたなか、昨年7月、化学品の分類・表示に関する世界
調和システム(GHS)が国連から勧告されました。
日本でもGHSに準拠した職業性アレルギーの感作性化学物質のリストと
アレルギー性職業性喘息の予防のガイドライン(案)が提示され、59種類の
化学物質が取り上げられました。
また、医師の職業性アレルギーの疫学調査を実施したところ、3割の人に
アレルギーが認められました。原因は手術用手袋(ラテックス含有)、各種
の消毒薬でありました。特に、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性
皮膚炎または副鼻腔炎の既往がある医師で「医師の職業性アレルギー」の
経験が有意に多く、特に注意を要することが明らかとなりました。
咳や咽頭痛でなかなか治らない方は是非診察を受けてください 。
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来春の花粉、例年の2倍 猛暑が影響、
95年に次ぐ 「爆発的」と予測 12月号
来春のスギとヒノキの花粉飛散量は、今年の猛暑の影響で全国
的に非常に多く、都市によっては過去10年間の平均の2倍を超え
るとする予測を、全国の研究者らでつくるNPO法人、花粉情報協会が発表
しました。1965年の観測開始以降最多だった95年に次ぐ規模で、飛散量が
少なかった今春の10-15倍になる可能性があります。成人の5-10人に1人と
される花粉症患者にとって受難の春となりそうです。
来年の予測によると、1月の気温が高めと予想されることから、飛散の開始
時期は早め。花粉量は多く爆発的に飛散する。例年通り3月上旬から中旬
にピークを迎え、5月の連休まで続きます。ヒノキの花粉が多い西日本では、
史上最高の飛散量になる恐れもあるとしています。
花粉の累積飛散量が1平方センチメートル当たり1万個を超えるのは、水戸市、
埼玉県坂戸市、静岡市、名古屋市など。静岡市は今年の22倍にもなる。
今春は少なかった関東や近畿でも、例年の2倍近くの飛散量が見込まれている。
最大飛散だった95年春は、94年が猛暑、93年は冷夏で、冷夏-猛暑-爆発的
飛散のパターン。昨年は冷夏、今年が猛暑だったことから、来春は「少なくとも
95年の8-9割。ヒノキ花粉が予測を超えた場合は、地域によっては95年に並ぶ
可能性もある」そうです。
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都が今冬のインフルエンザ流行を予測、A香港型が主で平均的規模に 12月号
今夏、南半球でA香港型が流行し、日本国内でも8〜9月に複数の人から
A香港型ウイルスが確認されたことから、A香港型が流行しやすいと予測
しています。規模については、過去14年間の実績と今年度の抗体保有率から、
都内インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数を推計した結果、平均的
な流行規模と予測しています。
立ち上がりについては、41〜44週(10月4日〜31日)の都内インフルエンザ定点
医療機関からの報告数が95件と例年に比べ多く、このため「早い時期からの流行」
と予測しています。 10月30日に時点ですでに大阪府内の小学校1校で学級閉鎖が
出ています。 都内で10月に発生したインフルエンザウイルス株を解析した結果、
今年は予防接種によるワクチンの効果が期待できるそうです。
「日常的な予防」としては、うがい、手洗いの励行、湿度の保持等に努めることが
大切です。また、高齢者への予防接種は重症化、死亡を防ぐ点で効果あります。
昨年はSARS(サーズ)で騒がれましたが、今年は予防接種の重要性を忘れている
人が多いようです。インフルエンザの予防対策については、「予防接種」と「日常的
な予防」を忘れないで下さい。
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