今や、成人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人が命を落とすといわれている。 初期のがんは自覚症状がまったくない。しかも進行して初めて「急激な体重の減少」や「貧血」といった症状が出る。残念ながら、がん検診が含まれていない通常の社内健診では、がんはまず見つかりません。治療すれば治る早期のうちにがんを発見したい。だからこそ社内健診とは別に、自主的に、忘れずがん検診を受けることが大事です。男性のがんの死亡率トップ3は「肺がん」「胃がん」「大腸がん」。これらのがんの罹患(りかん)率は40代から一気に増えている。肺がんなど進行の速いごく一部のがんを除いて、がんは早期に発見され、治療を受ければ治るものが多い。一般的に生活習慣病の発症が増える40代。罹患率の高い肺がん、胃がん、大腸がんの検診は、毎年受けるのが基本。検診内容は地域や医療機関によって違う。例えば市町村など自治体が行っている胃がんや肺がんはX線検査、大腸がん検診は便潜血検査をする場合が多い。検診は、希望するすべてのがん検診が含まれる病院の人間ドックを利用するのが手っ取り早い。しかし社内健診と違って、費用も時間もかかる。一度に受けると経済的負担になるなら、時期をずらして「今年は肺がん検診、来年は大腸がん検診」のように順番に受ければいいだろう。
睡眠不足が糖尿病などさまざまな病気のリスクを高めることが科学的に証明され、同時に睡眠の取り方は年齢変化や個人差が大きく、それが睡眠トラブルの原因になっていることも分かってきた。日本人の3人に1人が、睡眠になんらかの問題を抱えているといわれています。睡眠は重要だが長く眠るほど健康的なわけではないようです。例えば、米国在住の男性1139人を16年間追跡調査し、糖尿病発症について調べた研究では、1日に7時間眠る習慣の人がもっともリスクが少なく、それ以上長くても短くてもリスクが高まることが分かりました。また、高脂血症のリスクが低いのは6時間台で、それよりも短くても長くてもリスクが高まったという報告もあります。では、必要にして十分な睡眠を取るためにはどうしたらいいのでしょうか。昼間活動し夜になると眠くなるのも体内時計の働きです。その働き方は年齢とともに変化するとともに個人差もあります。子どもは成人より睡眠時間が長い。思春期前には9時間ぐらいが平均的な睡眠時間だが、25歳ぐらいまでに6〜8時間へと変化する。移行期間は、体内時計が非常に不安定で個人差も非常に大きい。遺伝的な体質により体内時計が強固で、規則正しい就眠時間を必要とする人がいれば、多少、時間が変動しても対応できる人もいることも分かってきた。頑固な体内時計の持ち主は、日ごろから規則正しい生活を送ることが体調管理に重要です。加齢による体内時計の変化への理解も重要です。中高年以上になると、眠りは浅くなり、夜中に起きたり、朝早く目覚めたりするのが普通。睡眠不足は、体調を崩す原因になります。耳鼻科領域ではめまいや耳鳴りが起こります。眠れなくて辛いと感じる日が2週間以上続く場合は、早めにかかりつけ医などに相談してください。